住宅建設工法の種類とは?

こんにちは、企画室の嘉数です。

すでに連日30度を超えてますね💦 

夏バテに備え外出時はもちろん、

室内でも水分補給を心がけています。

 

現在、住宅建設をお手伝いをさせて貰っていて、

そもそも工法ってどんなものがあるか気になりました。

まずは、住宅を建設する際の建築工法の種類について。

「工法」とは、家の骨組みを作る方法のことで、

工法によって素材や構造が変わってきます。

主な工法には「鉄筋コンクリート造」「木造軸組工法」

「2×4工法」「鉄骨造」「プレハブ工法」などがあります。

                        ハウスメーカーの工法・構造の違いとは?種類別に特徴を解説! | 不動産査定【マイナビニュース】

 

鉄筋コンクリート造の特徴

柱や梁などの主要な構造部の骨組みを鉄筋で組み、周囲を型枠で囲んでコンクリートを流し込んで作る工法で、RC造(RC=補強されたコンクリート)とも言います。型枠ができれば様々な設計に利用できるので、建築家による独自性ある設計の家や高級住宅で多く採用されています。

コンクリートは外気や湿気などから鉄筋がさびるのを防いでくれるので、耐久性も木造に比べると高くなっています。熱に強いコンクリートにより耐火性も高いので、火災保険料も抑えられるというメリットもあります。

デメリットは、高性能な魅力の多い鉄筋コンクリート造ですが、気密性が高いことで結露やカビなどが発生する恐れもあり、換気システムなどの対策も必要です。木造に比べて丈夫で重さがある分、地盤に改良が必要な場合もあります。

 

木造軸組工法の特徴

日本の一戸建て住宅の伝統的、かつ一般的な工法で、実際に8割近い家に採用されている工法

一番の魅力は、間取りや設計の自由度が高いこと、また他の工法よりもコストが抑えられます。

デメリットとしては、木材をふんだんに使用するのが魅力ですが、湿度が高い日本ならではの気候では、結露が起きやすい環境だと腐食やカビの発生の不安もあります。また、白アリが発生することもあるので、定期的な点検、対策が必要となります。

2×4工法の特徴

「ツーバイフォー」とは、2インチ×4インチの製材で柱を組む、4面の壁と床、天井の6面で建物を支える箱形の構造で、「木造枠組壁工法」とも呼ばれる、北米で主流の工法です。

がっちりとした箱型の構造により耐震性能に優れており、その耐力は木造軸組工法の1.5~2倍とも言われます。断熱性・気密性も高く、耐火性能にも優れています。

デメリットは、基本的に長方形をベースで間取りの自由度は低くなりがち。高気密・高断熱であるがために、結露が生じやすいこともあるので、カビやダニへの対策も必要です。

鉄骨造の特徴

鉄骨系の部材で建物を支える構造で、使用する鉄骨の厚さが6mm未満の場合を軽量鉄骨造、6mm以上の場合を重量鉄骨造といいます。軽量鉄骨造はハウスメーカーでも多く採用され、一般住宅やアパートなどでよくみられます。

木材よりも強度が高いので、開口部も作りやすく、大きな窓や空間づくりが可能になります。

デメリットは、熱を伝えやすいので断熱性は低くなり、冬は結露になりやすいと言われます。またサビやすいため、防サビ処理が必要です。

プレハブ工法の特徴

工場であらかじめ作られた床や壁などの部材を、現場で組み合わせる工法です。木質系、鉄骨系、ユニット系、コンクリ系の4つのタイプがあります。

床や壁などに使用するパネルなどは、生産される工場で品質まできちんと管理されているので、品質が安定、天候や職人の力量に左右されにくく、高い耐震性や耐火性などは保たれます。

デメリットは、すでにある程度形ができあがっているので、ユニット(箱)が運び込める道幅や、クレーン車が作業できる環境であることが必要です。規格も均一化しているので、設計の自由度は低くなります。

 

これまで沖縄では鉄筋コンクリート造が主流でしたが

様々な工法が採用されています。

建築コストの増加が課題となっている現在、新しい工法が

今後も誕生していくと思います。

 

ジョイントでは、ご要望の整理、情報収集を同時進行しながら、理想に近づける建設のお手伝いを心掛けております。

企画室 嘉数靖子

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