創業明治38年の老舗店に行ってみたら現存最古の沖縄そばに出会えた!
こんにちは。
日本一になった沖縄尚学高校の話題で興奮止まない私ですが
今日は先日お客様と立ち寄った沖縄そば店をご紹介しますね
その前に沖縄そばについて少し解説します
実は、沖縄そばって中華麺に分類されるの知ってましたか?
麺の材料は小麦粉とかん水、食用油でラーメンに近いんです。
そのために、本土復帰後、お国からそば粉を使っていない沖縄そばは
そばではない!という指摘もあったそうですが
先人達の努力で、沖縄そばが認められた日が、1976年10月17日
その10月17日は、現在沖縄そばの日となっています
15世紀から450年間続いた琉球王国には独自の食文化がたくさん
ありますが、豚肉を使った料理として欠かせない一杯が、沖縄そばなんです
麺をあらかじめ茹で、スープもあらかじめ調理されているもので
毎年、各家々でお正月にも食べます。
コーレーグース(唐辛子を泡盛に漬け込んだ調味料)も
沖縄そばにか欠かせないものですね
沖縄そばの歴史を振り返ると、
1902年中国から料理人を招いたと当時の新聞に掲載されています
さて、先日本部町で立ち寄った沖縄そば店の岸本食堂八重岳店さん!
8月23日土曜日NHK放送のRAMEN JAPAN 沖縄Part1でも紹介され、
今年1月にもNHKワールドJAPANに英語版でも放送されました

なんと、創業明治38年(1905年)の老舗で120年以上の歴史
メニューはシンプルに「沖縄そば」と数量限定の「ジューシー」だけ。
120年変わらない現存最古の沖縄そばです
岸本食堂さんの特徴は、まず麺作り
イジュやイタジイといった沖縄の木を燃やして、
かまどで麺を茹でますが、かまどに残った灰(木灰)を水に溶かして
その上澄み(灰汁)が天然のかん水として、麺づくりに使用します
沖縄の伝統的な製法である「木灰」を使った昔ながらの手打ち麺ですね
そして、スープですが
本部町はカツオの町、その鰹を使った澄んだスープは、
4代目店主がつくる豚骨のスープに鰹出汁
あっさりしながらも深い旨味があります
具材は、大きな豚の三枚肉と赤肉、沖縄産のかまぼこ

4代目店主のご先祖様は那覇市久米のご出身
当時の那覇市久米の人たちは、中国の文化や文物を導入し、
学問や芸術の分野でも多くの人材を輩出するなど、
琉球の歴史と文化形成において中心的な役割を果たしたとも言われています
初代佐久川かなさんは
「薪は富の象徴」と言って店前に大きく積み上げ
365日、窯の日は絶やさなかったそうで、今もその窯の日は
絶やさず、先人たちの郷土への想いも一緒に受け継げられています。
岸本食堂本店は本部町営市場の近くにあって、
昔ながらの雰囲気を楽しめますよ
八重岳店は本店よりも広くて、駐車場も多めに完備されています。
どちらの店舗も、売り切れ次第終了、早めの時間帯に訪れるのがおすすめです
本 店:沖縄県国頭郡本部町渡久地5
八重岳店:沖縄県国頭郡本部町字伊野波350-1
企画室 宅地建物取引士 恵美でした。

