債務不履行とは?
こんにちは!
企画室の上原優です。
今回は不動産に関する豆知識をお伝えします。
皆さんは債務不履行というものはご存じでしょうか。
債務不履行とは?
契約によって約束した義務を果たさないこと(守らないこと)をいいます。
そもそも 債務 とはなにか?
相手方のために、何らかの行為をする義務(例:代金を支払う義務・借金を返済する義務)
債務の対になる言葉で、債権 (他人に対して何らかの行為を請求する権利)もあります。
売買契約では、売主・買主に、それぞれ以下のとおり、債務が発生します
- 売主 ・・・ 目的物を引き渡す義務(債務)
- 買主 ・・・ 代金を支払う義務(債務)
これを言い換えると、売主・買主は、以下のとおり、債権を保有しているともいえます。
- 買主 ・・・ 目的物の引き渡しを請求する権利(債権)
- 売主 ・・・ 代金の支払いを請求する権利(債権)
代金を支払ったのにも関わらず、売主が物件を引き渡さない時は、売主は引渡しの義務を怠っているので、「債務不履行」にあたります。
債務不履行を起こすと、本来の債務の弁済に加えて、債権者から損害賠償請求を受ける恐れがあります。また、債務が契約に基づく場合は、債権者によって契約が解除されることもあります。
不動産契約においても債務不履行に該当する事例があるため、債務者と債権者の双方が、契約内容についてしっかり確認しておく事が必要になります。
弊社では不動産全般のご相談を承っております。
どんなことでも、お気軽にお問い合わせください!
企画室 宅地建物取引士 上原優